「マグネロボット 鋼鉄ジーグ(復刻版)」

お気に入りの一品

作品の放送は1975年~76年。
主人公でありサイボーグの司馬 宙(しば ひろし)がジーグの頭部に変形し、磁力により身体を構成するパーツ群と合体するというシステムでした。

放送当時、小学生だった私は、その斬新な合体システムに驚きと興奮を覚えていました。
今となってはストーリーは殆ど忘れてしまいましたが、ジーグの合体メカニズムやビッグシューターと呼ばれる飛行機がジーグの身体のパーツを運んできて、合体の際に射出するという機構がとても新しく、記憶の深いところに鮮明にインプットされてしまったのでした。

そして、テレビで熱中していた当時、ジーグのおもちゃがタカラ(現・タカラトミー)から発売されました。
そのデザインは、現在のレベルからみてもかなりスタイルの良いもので、しかも、テレビの内容どおり、磁石で頭部、腕、脚が胴体と磁石で合体できるという夢のような構造でした。
当時、私はこのおもちゃを持っていましたが、かなり気に入っていたのを思い出します。
その後年月が経ち、お気に入りだったジーグもいつの間にか無くなってしまいましたが、その完成度の高さから、記憶にはずっと残っていました。
そして、時々、ふとしたタイミングで、「ジーグのおもちゃ、どこに行ったかなー?」と考えたりしていました(ジーグのほかにも、同じように「どこに行ったかなー」と思い出すおもちゃがいくつもあります)。

そうしているうちに、とっても驚いたことに、オリジナル版発売から20年以上経った1998年に、なんと復刻版が発売されたのでした!
もう小躍りして喜びましたよ。
さっそく購入してみますと、箱のデザインや添付された説明書を含め、がっつり当時の面影を色濃く残した素晴らしいものでした。

今回撮影のため、久しぶりに箱から出してみましたが、特に傷んだ様子もなく、磁石が弱くなっている感じもせず、改めてしっかりした造りであることを実感しました。

それはそうと、ジーグの磁石で合体した球体部分を動かしていて、これって球体関節人形だなあと思ったりしました。
これもずいぶん前(20年くらい前)に、石粉粘土を使った球体関節人形を作っていたことがあるのですが(これは磁石ではなく、ゴムひもで各パーツをつないでいました)、機構的には同じようなもののように感じたのでした。

タイトルとURLをコピーしました